人生100年時代の現在、30代はまだ若いですが、終活を始めるのに早すぎることはないのです。
「終活」というと「人生の終わり」を想像しますが、これから40代50代と焦りや後悔のないように迎えるために、今後の生き方を考えるきっかけととらえるとわかりやすいのではないでしょうか。
例えば老後困らないためにお金について考えることも大きくいえば「終活」といえます。
この記事では
- 30代の終活は身近な断捨離から始める
- 独身女性が始める終活
- エンディングノートの書き方
これら3つについてご紹介していきます。
最近、元気なうちに周りに迷惑をかけないよう準備をすることの大切さを身をもって経験しました。
30代はまだ若いですが、まずは断捨離など自分のためにもできることから終活を始めてみようと思いましたので、一緒に考えていきましょう。
今後の自分の生き方、考えていることをまずは書き出してみませんか。
30代の終活は断捨離を通して身軽に生きよう
30代から終活を始めるのであれば、まずは断捨離から始めてみましょう。
断捨離とは不要なものを処分し、すっきりと暮らすことです。
なぜ終活を始めるのに断捨離から始めるといいのでしょうか。
終活を始めるには断捨離からの理由
30代は、今後の人生について考えるのに最適なタイミングです。
これからどう生きていきたいかなど色々と考えている時期であり、会社でもプライベートでも責任が増えるタイミングが30代です。
そんな人生これからの30代のうちに、「終活」という名の「断捨離」でライフプランの見直しをすることでこれから自分や周りに必要なものがみえてくるのです。
【なにを断捨離すべきか】
- 部屋や荷物の断捨離
- 人間関係の断捨離
- デジタル断捨離
- ライフプランの取捨選択など
結婚して家族が増え、物理的にもものが増える時期かと思いますが、区切りごとに断捨離する癖をつけて部屋をすっきりさせ、必要なものをはっきりとさせていきましょう。
断捨離の効果は本当にあり、部屋がすっきりすることで自分の考えがまとまりやすくなります。
また、最近ではデジタル断捨離という言葉もありますがご存知でしょうか。
万が一の場合には、これらは解約しないと延々と料金を支払うことになりますよね。そのためSNSやwebサービスの情報(パスワードなど)をわかるようにしておく必要があります。
これについては後ほどエンディングノートと一緒に詳しくご紹介していきます。
【断捨離のメリット】
- 物を減らすことで物理的に身軽になれる
- 今後の人生において不要なものと必要なものを見極めることができる
- これから本当にやりたいことが明確になる
- 資金計画をはっきり立てることができる など
30代の終活・断捨離で大切なことは自分や家族にとって何に重きを置いて生活をしていくかをはっきりさせることです。
特に金銭面についてしっかり考えましょう。
今後の人生の見通しが立つと、いつどこでどの程度のお金が必要になるかはっきりしてきます。
使うところと節約すべき場面を明確にすると、貯金のモチベーションも維持しやすくなりますよ。
断捨離についてはぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
終活は30代の独身女性も早くない
30代の独身女性が終活を始めるのに早すぎるということはありません。
独身の方も「終活」を通して「これから」について考えることが大切です。
独身女性が特にすべき終活は
- 金銭面について行動する
- いざという時の対策をする など
独身である以上、万が一入院や働けなくなったときにどうするかということを一番に考えておく必要があります。
そのためには今元気なうちに貯蓄を増やす、きょうだいがいる場合はもしもの時の話をしておくということも必要ですね。
もちろんパートナーや信頼できる友人がいる場合には、その方々に相談をしておくといいですね。
ちなみに、独身の場合は万が一の時にはあなたの資産は親やきょうだいが受け取ることになります。
特に自分の資産(口座情報など)はわかるように記しておくと、万が一の時はもちろん、入院した時などにも助かりますよ。
終活というとりは、いざという時のためという位置づけで準備をして損はありません。
自分のためにも周りのためにも一歩踏み出してみませんか。
私が実践していること
ちなみに私は口座情報・Apple Musicの情報などをGoogleアカウントを作成し、ドライブにも保存しています。
娘たちに、もしもの時はここを見るように伝えています。
情報をメモで渡す、エンディングノートを家のどこかにわかるように置いておくのも必要です。
ですが、いざという時にすぐ見ることができるように、クラウド上にも保存するようにしています。
終活で30代のエンディングノートの書き方
私たち30代でも、エンディングノートを書くことは自分の考えや今の状況を伝えるためにとても重要なものです。
エンディングノートというと、もっと年配の方が書くものだと思うかもしれませんが、30代の今も書くべきメリットがたくさんあります。
エンディングノートとは
「もし物の時、いざという時のためにあらゆる情報を記しておくノート」と説明するとわかりやすいでしょうか。
もちろん死後どうしてほしい、自分の遺産はどのように相続してほしいなど本当にエンディングノートとしての役割もあります。
ただ、私たち30代の場合は不慮の事故や入院などしたときに困らないようにするためのもの、と位置づけるといいと思います。
ちなみにエンディングノートに法的効力がありません。
そのため書き方にも条件もありません。
トラブルを避けるためには遺言書と併せて用意するといいですが、30代で遺言書はさすがにまだ早いかと思いますので、今はエンディングノートを用意しておけば問題ないかと思います。
30代のエンディングノートの書き方
【何について書くべきか】
- 口座情報、保険について
- 住宅ローンについて
- クレジットカードについて
- webサービスについて
- 重要な連絡先 など
先ほどご紹介したデジタル断捨離についても、ここでしっかりと記載しておきましょう。
こまごましたものこそ、ここできちんと記しておくといざという時に本当に役に立ちます。
デジタル断捨離についてはこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
エンディングノートを書くべき理由
- 万が一の時に備えるため
- 残された家族に迷惑をかけないため
- 自分自身が現状を把握するため など
配偶者や子供のため、独身の場合は親やきょうだいのためにエンディングノートは書いておいて損はありません。
私には娘が二人いますが、きちんとわかるようにしておくことは親の大切な仕事であると考えます。
友人から親が入院した際に、誰も口座情報などわからず入院費の支払いに苦労したという話を聞いたことがあります。
備えあれば憂いなしでぜひ皆さんに書いていただきたいと切に願います。
エンディングノートではありませんが、最近祖父から遺言書を用意しているという話を聞きました。
もしもの時のために揉めることの無いように、また自分の意思を表示するために書いたと話してくれました。
私たちみんなのために、行動をしてくれたことにとてもありがたいなと感じ、元気なうちに準備をしておくことの大切さを学びました。
まとめ
- 30代の終活は断捨離をしてライフプランを見直そう
- 30代からの終活は決して早くはない
- 独身の場合も終活を通して今後に備えよう
- エンディングノートは自分と家族のために書こう
30代で終活というと早すぎるのでは?と思う方も多いと思いますが、実は日常生活の延長で自分のこれからを考えるのに大切なことだということがわかりました。
何があるかわからないから備えておくと安心ですよね。
自分自身の心の余裕のためにも、終活という名の断捨離でこれからについて考えてみませんか。
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